ピロリ菌 除菌体験記

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第2回「はじめての内視鏡検査」

一週間後,いよいよ内視鏡検査の日がやってきました。私は40年以上生きていますが,幸か不幸かいままで内視鏡検査をしたことがありません。内視鏡を経験したことがある人からは,かなり辛いと聞いています。2日位前から不安でドキドキで仕事にも集中できませんでした。我ながら情けない話です。

持ち物

  • 予約票
  • 診察券
  • タオル(念のため)
  • お金

注意事項

前日は20時以降の飲食はできません。当日も朝食は勿論,検査が終わるまで水を飲むこともできません。水分の補給ができないため,夏場は辛いですね。

内視鏡の受付

私が通っている病院では,最初に入り口に設置してある機械に診察券を通します。そうすると,機械から受付票が出てきますので,それを持って内視鏡検査室の受付へ行きます。この日も予約時間の30分くらい前に受付を済ませました。内視鏡検査の受付が完了すると,待合室で2種類の薬を渡され看護婦さんの指示に従い服用。1つは胃内部の泡を抑える薬。もう一つは喉の感覚を鈍くする薬。胃内部の泡を抑える薬は苦痛無く服用できましたが,喉の感覚を鈍くする薬は粘り気があり飲みにくい(喉の通りが悪い)お薬でした。

内視鏡検査

暫してお薬が効いてきたころ,検査室に通されました。マウスピースを渡されベットに横たわります。唾液は飲み込まないで口から垂れ流すよう指示されますが,これがまた難しいのです。マウスピースの穴から,ボールペンくらいの太さでしょうか内視鏡が挿入されます。喉元を通るまでがちょっと痛い,しかし喉元を過ぎればそれほど痛みは感じません。時より内視鏡の先端から液体のようなモノが流れてくるのがわかります。想像していたほど辛いものではありませんでしたが,それでも目からは涙。開始してから物の数十秒で「嗚呼,早く終わって欲しい」と思い始めました。

内視鏡の先端が胃まで到達すると,今度は激しいゲップ。ゲップをしないよう注意されましたが無理です。ゲップが止まりません。必死で我慢しても,出るものは出てしまします。ゲップだけでなく目からは涙が止まりません。はっきり姿を見る余裕はありませんでしたが,先生も看護婦さんも呆れているのがわかります。ゲップを止めることができない自分に悲しくなってきました。検査時間は,約10分ほどでしょうか。もう少し掛かったかもしれません。それほど長い時間ではありませんが,出来ることなら2度と受けたくない検査です。

検査結果

洗面所で顔を洗い,内視鏡検査の受付で発行された書類を持って内科の受付を済ませます。相変わらず内科の待合室は混んでいます。予約していた時間より30分遅れで診察室へ呼ばれます。結果は,『萎縮性胃炎』。幸い胃潰瘍やポリープはありませんでしたが,「間違いなくピロリ菌が居るでしょう」とのこと。そこで,ピロリ菌の除菌をすることになりました。特に急ぐ必要はないようですが,秋になると地元の祭りが待っています。飲食に制限のある祭りでは楽しさが半減します。お盆が明けた頃には祭りの準備が始まりますので,その前に除菌することにしました。

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この記事を書いた人

1969年,東京生まれ。ライター。写真家。美術家。masART STUDIO主宰。東京の郊外を拠点に活動。Webメディアで執筆の傍ら,人工構造物をモチーフとしたフォトモンタージュ作品を制作する。目標は,ダイエットと,ITリテラシーを高めること。

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