おはようございます。masART STUDIO のカワグチです。本日4月10日は「駅弁の日」。春の観光に丁度良い季節がやってきましたが,読者諸兄姉におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。観光に不可欠なものと言えば駅弁ですね。筆者がおすすめする駅弁4品「横浜駅・シウマイ弁当」「西明石駅・ひっぱりだこ飯」「新潟駅・えび千両ちらし」「米沢駅・牛肉どまんなか」を2022年度版駅弁四天王と勝手に命名。この記事では「駅弁の日」にちなみ,2022年度版駅弁四天王をご紹介します。
横浜駅「シウマイ弁当」
横浜定番の駅弁といえば「崎陽軒」さん。「シウマイ弁当」や「横濱チャーハン」などの定番商品から,季節限定商品まで様々。なかでも「シウマイ弁当」は,1日の平均販売数が約1万7000食。多い日は3万食を超えると言われています。
お弁当にかけられた紐も嬉しい演出のひとつ。紐を解くちょっとした手間が,お弁当のワクワク感を倍増します。
かけ紙を外すと,ほのかに香る木の香り。蓋に付いたご飯を,一粒一粒摘まんで食べるのもおいしいですよね。お行儀が悪いって怒られますが……。
「シウマイ弁当」の特徴は,やや固めだけどモチモチとした食感のご飯。ホタテ貝柱の風味と,豚肉と野菜の甘みが絶妙なシウマイ。そして,甘じょっぱくコリコリとした食感の筍煮や,出汁の効いたやや甘めの玉子焼きも絶品です。最後は,やはり甘酸っぱい杏の甘煮で締めたいですね。
西明石駅「ひっぱりだこ飯」
「ひっぱりだこ飯」は,平成10年(1998年)に神戸明石と淡路島を結ぶ「明石海峡大橋」の開通を記念して,「淡路屋」さんが西明石駅の駅弁として作成されました。容器は実際に蛸漁で使用される蛸壺を模したものとなっています。
かぶせ紙を外すと,炊き込みご飯に盛り付けられた,蛸のうま煮,菜の花醤油漬,姫竹の煮物,錦糸玉子などが顔を覗かせます。メインの蛸は,旨みの詰まったプリプリとした食感。
生姜の利いたアサリが入った炊き込みご飯。柔らかめで,ネバネバとした食感です。筆者としては,もう少し固めのご飯が好み。
ご飯を食べ終えるころ,底からまあるいさつま揚げが……。「ひっぱりだこ飯」は,宝箱のように色々な食材が出てくる楽しいお弁当でした。
新潟駅「えび千両ちらし」
上越新幹線や信越本線などが乗り入れる新潟駅。新潟駅の人気駅弁のひとつに「株式会社新発田三新軒」さんが発売する「えび千両ちらし」があげられます。「えび千両ちらし」は,「駅弁味の陣2012」で副将軍,「駅弁味の陣2017」では大将軍に輝いた名物駅弁。
外箱を開けると,大きな厚焼玉子が4枚。全面にびっしりと敷き詰められたお弁当が入っていました。
厚焼玉子をチラッとめくると,ご飯の上に並んだウナギやコハダ,イカ,エビなどの海鮮具材が顔を覗かせます。
酢飯は新潟産のお米を使用。ご飯一粒一粒がツヤツヤとしていて,モチモチとした食感。お酢の加減も筆者好み。甘じょっぱく煮たかんぴょうがアクセントとなっています。
米沢駅「牛肉どまんなか」
トリを飾るは奥羽本線・米沢駅の「牛肉どまんなか」。山形県産のブランド米「どまんなか」を炊き上げた牛丼風のお弁当で,山形新幹線開業にあわせて開発されました。
メインのお肉は,特製のタレで味付けされた牛肉そぼろ煮と牛肉煮。2種類の異なるお肉の食感を楽しめます。何れも国産牛肉を使用とありますが,米沢牛を使用しているか否かは不明(米沢牛の明記はなし)。
醤油ベースのタレで味付けされた牛肉煮。頬張ると,じんわりと甘みのある脂が溶け出して,深みのある旨みがお口いっぱいに広がります。
甘じょっぱいタレが染みこんだ牛肉そぼろ煮。ふっくらと炊き上げたご飯の相性は抜群。
おかずは,人参煮,にしん昆布巻き,蒲鉾,玉子焼きなどが丁寧に並べられています。
まとめ
この記事では,筆者がおすすめする駅弁を4品ご紹介しました。今回ご紹介した駅弁は,都内の百貨店やスーパーでも比較的入手しやすい商品かとおもいます。新型コロナの新規陽性者は抑えられているももの,長距離の旅行は時期尚早と感じる方もいらっしゃるでしょう。そんな折は,百貨店やスーパーで開催される駅弁フェアでご当地食材を楽しんでみるのはいかかでしょうか。なお,本記事で紹介した駅弁の詳細はオマツリジャパンさんのマツログにて掲載されています。そちらも合わせてご覧ください。最後まで,ご覧いただきありがとうございました。
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