暖かな陽気が続く5月。このコーナーでは,5月のおすすめ記念日イベントをまるっとご紹介!
祝祭日
憲法記念日(5月3日)
国民の祝日の一つ。「日本国憲法の施行を記念し,国の成長を期する」ことを趣旨に制定された。
昭和21年(1946年)11月3日に大日本帝国憲法の改正により公布された日本国憲法が,昭和22年(1947年)5月3日に施行されたことを記念して祝日法によって制定された。ゴールデンウィークを構成する日の一つでもある。
みどりの日(5月4日)
国民の祝日の一つ。「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し,豊かな心を育む」ことを趣旨に制定された。
平成元年(1989年)から平成18年(2006年)までは4月29日であった。
こどもの日(5月5日)
国民の祝日の一つ。「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに,母に感謝する」ことを趣旨に制定された。
「端午の節句」である5月5日に制定されているが,「こどもの日」と男の子の成長を祝う「端午の節句」とは別物である。
五節句
端午(5月5日)
五節句のひとつ。端午の節句,菖蒲の節句とも呼ばれる。日本では,男子の健やかな成長を祈願し各種の行事を行う風習がある。現在では新暦の5月5日に行われるが,旧暦や月遅れの6月5日に行う地域もある。日本以外では,旧暦の5月5日に行うことが一般的である。
二十四節気
立夏(5月5日頃)
二十四節気のひとつ。5月5日頃。「夏が立つ」と書くように,この日から立秋の前日までが暦のうえでは夏季となる。
小満(5月21日頃)
二十四節気のひとつ。5月21日頃。太陽の光を浴び,あらゆる生命が満ち満ちと成長して,一定の大きさに達して来る時期のこと。沖縄では,次の節気と合わせた「小満芒種」という語が梅雨の意味で使われる。
お祭り
青柏祭(5月1日〜5日)
石川県七尾市にて,毎年5月1日から5日にかけて開催される大地主神社の例大祭。石崎奉燈祭,七尾祇園祭,七尾港まつりとともに七尾四大祭のひとつ。国の重要無形民俗文化財に指定されているほか,ユネスコの無形文化遺産に登録されている。
横浜開港記念みなと祭 国際仮装行列(5月3日)
横浜商工会議所の提案により,昭和28年(1953年)6月2日の開港記念日に「第1回国際仮装行列」を開催。徒歩18団体とフロート車21台,総勢1200人が横浜の街を練り歩いた。現在は,山下公園前を出発し,横浜赤レンガ倉庫前,馬車道商店街を経て伊勢佐木町6丁目に至る3.4kmのコースを巡るパレード(仮装行列)となる。愛称は「ザよこはまパレード」。例年5月3日の憲法記念日に開催される。
博多どんたく(5月3日〜4日)
福岡県福岡市にて,毎年5月3日と5月4日に開催される祭り。正式名称は「福岡市民の祭り 博多どんたく港まつり」。動員数は毎年200万人を越える祭事で,ゴールデンウィーク期間の催し物としては国内最大級。博多祇園山笠,筥崎宮放生会とともに福岡博多を代表する祭りの一つとして知られている。
浜松祭り(5月3日〜5日)
静岡県浜松市にて,毎年5月3日〜5日にかけて開催される年中行事。凧祭りとも呼ばれる。3日間の開催で、毎年約200万人の参加者が訪れる。
広島フラワーフェスティバル(5月3日〜5日)
広島県広島市平和大通り及び平和記念公園周辺をメイン会場に,毎年5月3日から5日にかけて開催される祭り。動員数は毎年160万人を越える。「博多どんたく」と並び,ゴールデンウィーク中の日本の祭りの中で最大級の動員数である。
那覇ハーリー(5月3日〜5日)
沖縄県那覇市にて,毎年5月3日〜5日に行われるハーリー(沖縄県各地の漁港で行われる競漕)。沖縄県内のハーリーでは最大規模である。海上での競漕と合わせ,3日間を通じて多彩な催し物がある。
くらやみ祭り(5月3日〜6日)
東京都府中市にて,主に5月3日〜6日にかけて開催される大國魂神社の例大祭。武蔵国の「国府祭」が起源。室町時代の文書には「五月会」と記録があり,江戸中から見物人が多く訪れていたとされる。現在では,期間中は約70万人の人出で賑わい,東京都指定無形民俗文化財に指定される。
葵祭(5月15日)
正式には「賀茂祭」という。京都市の賀茂御祖神社(下鴨神社)と賀茂別雷神社(上賀茂神社)で行われる例祭。石清水八幡宮の南祭に対し北祭ともいう。平安時代,祭といえば「賀茂祭」のことを指した。
神田祭(5月15日頃)
東京都千代田区にて,5月の中旬に開催される神田明神の祭礼。「神田明神祭」とも呼ばれる。山王祭(日枝神社),深川祭(富岡八幡宮)と並んで江戸三大祭の一つとされ,「神輿深川,山車神田,だだっ広いは山王様」と謳われた。また,京都の祇園祭,大阪の天神祭と共に日本の三大祭りの一つにも数えられる。なお,現在は5月の中旬に開催されているが、かつては旧暦の9月15日に行っていた。
三社祭(5月第3週)
東京都台東区にて,5月第3週の金・土・日曜日に開催される浅草神社の例大祭。正式名称は「浅草神社例大祭」。明治時代に入るまでは(神仏分離の前は),浅草寺の祭りとして行なわれていた。200万人以上の来場者が訪れる年もある。
神戸まつり(5月第3週)
昭和46年(1971年),神戸市民祭協会により市民参加型の祭りとして誕生。兵庫県神戸市の中央区三宮を主会場に,市内各地で実施されている兵庫県最大の祭典で,原則として5月の第3週に開催される。
川渡り神幸祭(5月第3週)
福岡県田川市にて,毎年5月第3週の土・日曜日に開催される風治八幡宮の祭礼。福岡県の五大祭りの1つ。風治八幡宮と,白鳥神社の2基の神輿と氏子の地区から11基の幟山笠が出駕し,幟山笠は神輿をお供する。田川市の人口は約5万人であるが,この祭礼で延べ10万人以上が県内外から押し寄せる。
年中行事
メーデー(5月1日)
国際労働者の日。毎年5月1日に世界各地で行われる労働者の祭典。労働者が権利を要求するために行進や集会などを行う。元々は,春の訪れを祝う欧州の伝統的な祝祭「五月祭」を意味する。
八十八夜(5月2日頃)
日本独自の雑節のひとつ。立春を起算日として88日目(立春の87日後の日)にあたる。21世紀初頭では平年なら5月2日,閏年なら5月1日(立春の変動により5月3日の年もある)。遅霜が発生する時期であることから,農家に対して注意を喚起するために作られた。この日にお茶を飲むと長生きするともいわれている。
母の日(5月の第2日曜日)
母の苦労をねぎらい,母への感謝を表す日。戦後の日本では米国に倣い,毎年5月の第2日曜日に祝わられているが,その起源は世界中で様々であり日付も異なる。戦前の日本では,大日本連合婦人会が昭和6年(1931年)に結成された際、香淳皇后の誕生日である3月6日(地久節)を「母の日」としていた。
記念日
ごみの日(5月3日)
日付は「ご(5)み(3)」と読む語呂合わせから。
コロッケの日(5月6日)
香川県三豊市に本社を置く冷凍食品の製造・販売を手がける,「株式会社味のちぬや」が制定。日付はコロッケを春の行楽シーズンに家族で食べてもらいたいとの願いと,「コ(5)ロ(6)ッケ」と読む語呂合わせから。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
ゴーヤーの日(5月8日)
平成9年(1997年)に,JA沖縄経済連と沖縄県が制定。日付は.5月からゴーヤーの出荷が増えることと,「ゴー(5)ヤー(8)」と読む語呂合わせから。
アイスクリームの日(5月9日)
昭和40年(1965年)に,東京アイスクリーム協会(現:一般社団法人・日本アイスクリーム協会)が制定。日付は,アイスクリームのシーズンが始まる連休明けの時期である5月9日に,都内の福祉施設や病院などにアイスクリームを寄贈したことがきっかけとなる。
パンの日(毎月12日)
昭和58年(1983年)に,パン食普及協議会が制定。由来は,天保13年(1842年)4月12日,伊豆国の韮山代官で西洋流兵学者であった江川太郎左衛門英龍が「兵糧パン」と呼ばれる「乾パン」を作ったことから。この日が日本のパン発祥の日とされる。その日を記念して,4月12日を「パンの記念日」,毎月12日を「パンの日」としている。
ごみゼロの日(5月30日)
美化活動とともに,ごみの減量化と再資源化を促す啓発活動を実施するための記念日。昭和57年(1982年)に,関東地方知事会関東地方環境対策推進本部空き缶等問題推進委員会が提唱した「関東地方環境美化運動の日」が由来する。日付は、「ご(5)み(3)ゼロ(0)」の語呂合わせから。